まずドットサイトとは何??と言う方はここに辿りつかないと思われますので割愛しますが、射撃時に簡単に狙う為の道具ですwww
そして今回、筆者念願の「東京スコープ」の「A-1」(写真左)を購入出来たので簡単レビューしていきたいと思います!!
東京スコープのオープンタイプといえばXT-6(写真右)が有名でマック界氏モデルがある事から分かるようにスピードシューティング界隈で重宝されているようです。

同僚の競技をされている方も使用しており、非常に狙いやすい事からいつかは導入しようとしてましたが、いざ購入!となった時に現れたのが今回レビューする【A-1】というモデル
XT-6の丸みを帯びたスタイルよりも角張ったデザインが私の好みにピッタリ!と言う事で選びました!
ドットサイト大好き(詳しくわ無い)な筆者が箱出しレビューしていこうと思います。
既に手にしている他社サイトとも少しだけ比較も
最後までよろしくお願いします^^
目次
開封
早速開封していこうと思います。
この箱を開ける瞬間がテンション上がる瞬間ですww
本体


まず物を見て最初に思ったのが上質!という感じ。レンズのコーティングもキレイですし、接着もとても丁寧です。
ボディーの質感も 塗装のキメが細かい感じでつくりの粗さが全く感じられません。
本体はピカティニー規格のマウントに取り付けられた状態で入ってます。
ドクター規格のフットプリントとなっており、RMR規格よりは汎用性が高そうです。
付属品


付属品に関しては取り扱い説明書とレティクル調整用レンチ、レール固定ネジ用の工具、電池(CR2032)となっております。
電池は地味に嬉しいです。
取説は同社のオープンタイプのドットサイト3種共通のようです。
包装はあまりスポンジによる最低限のクッションとなり取説や工具の入れ方は少々雑でした。
詳細
もう少し細かく見ていこうと思います。

のぞいたところですが、グラデーション状に青みがかかっています。
レンズ上部が青くグラデーション状に見えるのは、ドットサイトの光学的な設計によるものであり、高性能なドットサイトほど見られる現象とも言えます。レティクルの視認性を高め、クリアな視界を確保するための意図的な設計となります。
暗い所でターゲットが見づらくなるような物もありますが、A-1は問題無しです。
ちなみにメーカー公証レンズ透過率は97%となります。


10段階の輝度調整が出来るので最小光量と最大光量の確認をしました。
他モデルでは最小光量が明るすぎて使いずらいとのレビューも散見したのですが、A-1は室内や暗いところでも気になるほど明るすぎるような事は無いようです。
最大光量はかなり明るく、屋外でもここまで必要には感じられません。
また光量を上げた際に余計な反射等も無く、コーティングがしっかり機能していると思われます。

レンズの歪みはなくどこでドットを捉えても問題ありませんでした。
パララックスフリーは70mとなりますので、いちいち確認は致しません。
私は長くても6m前後のターゲットを撃つだけなので、そこに合わせてゼロインしておけば問題なく使用できます。
補足
基本的に狙いを定めて、撃ちたいところに撃つという用途に対して気になる点は無さそうです。
私がドットサイトを選ぶ際に気にしている点があるのですが、ゼロイン調整時にエレベーション(上下)とウィンデージ(左右)を動かす調整ネジ
マイナスドライバーやヘックス(六角)ドライバーで調整するのですが、回した際にクリック感のある物と無い物があります。(A-1は1.5mmのヘックスとなります)
カチカチと段階的に回るかぬる~っと無段階で回るかです(しつこいw)
A-1はしっかりとクリック感が有るモデルとなります。


そして私はクリック感のある物だけを選択するようにしています。
クリック感があるタイプの方が精度の差と調整のしやすさや再現性が非常に高いです。
クリック感のある調整ネジの内部には、一般的に以下の要素が組み込まれています。
・デテント機構 (Detent Mechanism):
これがクリック感を生み出す主要な部分です。
スプリングとボール/プランジャー: ネジの回転軸やダイヤルに、小さなボール(またはプランジャー)とスプリングが組み込まれています。
・ノッチ/溝:
ネジの回転部には、ボール(またはプランジャー)がはまるための一定間隔のノッチ(溝やくぼみ)が設けられています。
・動作原理:
ネジを回すと、スプリングで押されたボール(またはプランジャー)がノッチに「カチッ」とはまり込み、そこで一旦停止します。さらに回そうとすると、ボールがノッチから外れて次のノッチに移動する際に、抵抗感とクリック音が発生します。このノッチの間隔が、1クリックあたりのレティクル移動量(MOAやMIL)を決定します。だいたいオープンたいぷのドットサイトは1クリック1MOAが多く、A-1もそうなってます。
・メリット:
物理的な固定: ノッチにはまることで、レティクル位置が物理的に固定されるため、衝撃や振動によるズレが非常に起こりにくいです。
明確なフィードバック: クリック感があることで、ユーザーはどれだけ調整したかを感覚的にも、そして数値を数えることで正確に把握できます。
と、うんちくを並べればそうなのですが、実はギアレビューで良くみている田村装備開発のYouTubeちゃんねる「ガチタマTV」の動画でクリック感のない物は【ガラクタ】とまで言っており、その当時手持ちのドットサイトは全てヌルヌル調整タイプだったので非常にショックを受けたのが理由でもあります。

動画は某特定商品のレビューではありますが、ドットサイト選びのタメになる事も多く語られているので大変勉強になります。
ぜひ一度ご覧になってみて下さい。
他社比較
他社比較といっても「狙う」「当てる」と言うこは概ね問題は無い物ばかりとなります。
まぁ私はサバゲーしないっていうのが前提の為、数十メートル先のターゲットを狙うなんてことは無いのでその点はご了承下さい。
比較対象

NOVEL ARMS
ABSOLUTE PRO
お気に入りのひとつ
レンズ面積も広く狙いやすい

Vector Optics
Frenzy-S 1x19x28 SCRD-66
とりあえずカッコ良い
入手性と値段に難あり

NOVEL ARMS
SURE HIT MRS2
一番のお気に入り3つ購入
調光のボタンも押しやすいレンズもクリーン
ドットも見やすい

Vector Optics
Frenzy 1×20×28 6MOA SCRD-40
6MORとドットがデカい可もなく不可もないが1万円台と安い
本体を銃から外さないと電池交換出来ないのと、レティクル調整がヌルヌルタイプ

Vector Optics
Frenzy-S 1x17x24 SID SCRD-50
軽い小さいでも狙いやすい
ただ、自動調光はバカで電源のON/OFF無し
お勧めしない

HOLY WARRIOR
RMR
ザ・レプリカ!だが、Tマルイのアレに比べてレンズの歪みもないし良い。RMR レプならコレ!
ただし、耐久性は不明
比較
あくまでもハンドガンに載せる為に私自身がチェックする項目となります。
1.重さ
エアソフトのハンドガンのスライドに直載せするのが前提となりますので、重いと動作不良やスライドの破損につながります。今回の数値はピカティニーマウントを外して電池を入れた状態となります。
2.長さ
これは前後の長さとなりますが、直接スライドに触れる部分の最長の場所での実測となりますので、カタログと相違がある場合があります
3.MOR
ドット大きさです。正直好みによるところが大きそうです。屋外の明るいところやターゲットが大きい場合は数値の大きいのが好まれていますが、輝度が高ければ関係なさそうです。乱視の方は小さいのを選びましょうw
4.フットプリント
これは結構大切で、希少なタイプや精度のわるい物を選ぶと銃に取り付けるのが困難となります。
ただDCIから多規格に合わせたマウントが販売されているのでそこまで問題にならない場合もあります。
5.レティクル調整のクリック感
前述通りこれ重要w
6.価格
調べた段階での税込価格となります。実売は10〜20%くらい安くなっております。
重さ (g) | 長さ(mm) | MOR | フットプリント | クリック感 | 定価 | |
東京スコープ | 45.0 | 56.0 | 4 | DOCTOR | ○ | 50,600円 |
ABSOLUTE PRO | 42.0 | 45.0 | 3 | RMR | ○ | 31,900円 |
Frenzy-S 1x19x28 SCRD-66 | 27.0 | 40.7 | 3 | MAG | ○ | 41,300円 |
SURE HIT MRS2 | 38.0 | 47.4 | 1or3 | DOCTOR | ○ | 28,600円 |
Frenzy 1×20×28 6MOA SCRD-40 | 31.0 | 45.0 | 6 | RMS | × | 19,000円 |
Frenzy-S 1x17x24 SID SCRD-50 | 26.6 | 41.0 | 3 | RMS | × | 29,000円 |
HOLY WARRIOR RMR | 30.0 | 45.0 | 4以上 | RMR | ○ | 8,000円前後 |
上記比較表から思うのは A-1 値段が高い!!
そして長い!
さらに重い!
値段に関しては実売で4万円を切る価格のお店もありますし問題ないのですが、気になったのが
長さと重さです。
まず長さですが愛用のBATONのGLOCKには載りませんでした。
SURE HIT MRS2も載らないのですが、ネジ位置が悪いだけで少し削る必要があります。
ただA-1は長いという理由だけで載らない。削ってどうこうというレベルではありません。これは想定外でした。
そして重さ Co2のモデルならギリいける フロンもでるはちょっとダルい動きとなります。
なので、スライド直乗せを諦め、サイトマウントを介しての運用とする事にしました。

この状態であれば重さは銃本体の動作には関係なく使用する事ができますね。
まとめ
今回、このA-1を購入したわけですが、エアソフトに組み合わせて使うには高価な物となります。
ただ、性能や所有欲を満たしてくれる意匠など、非常に満足感の高い商品だと思います。
10万円を超えるような商品と比べても細かい造りは非常にレベルが高く、さすが『MADE IN JAPAN』といえるアイテムと思います。
ただ、サイズは思ったより大きく、ダイレクトに載せられるモデルが限られてしまいそうな点が少しきになりました。
機会があったら是非手にしてほしい!
と思います。
最後にお勧めドットサイトの商品リンクを貼っておきます
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