ガスブロのハンドガンメンテナンスといってもクリーニングを含めて色々あるなかで、今回は注油による作動部の動作改善を狙ったメンテをする際に使用するメンテケミカルを軽くレビューしてみようかと思います。
正直箱出しの状態で多少の差はあるものの、スライドの引き心地や打った時の動作に違和感を感じるような物は無いと思う
一部海外メーカーの物なんかは表面が油でベトベトになるほど注油されている物もあるくらいです。
ただ使用していると明らかに動きが悪くなってくるのでやはりメンテは必要だという事で
当初使用していたのは

LayLaxのシリコンスプレー
とにかく手軽で簡単に吹けるし、細い隙間もしっかり入り込むので、軽い分解で施工出来ます。
ただ、さほど効果があるとは思えない程度の改善と持続力が非常に短い。
そこで次に手を出したのが

KURE シリコングリス
これは持続力を狙って導入。筆を使ってーーーく塗るのがポイントです。
こちらはスプレーに比べて多少変化が感じられるくらいの動作改善がみられました。
持続力もあり、正直不満は感じませんでした。多少ゴミが付きやすいのと細かい所への施工が面倒なくらいです。
シリコンスプレーと併用すれば問題無しと思います。
これら以外にも色々なメーカーのシリコン系スプレーやグリスを試してましたが、正直どれも一緒
円滑剤だけでどうにかするのは無理、やはり銃本体の調整が必要かな〜と思いつつ最後に試そうと思ったのがこちら

IGNITEルーブ
嘘みたいな話ですが、コレ、めちゃくちゃ良いです。
どれくらいかというとドットサイト乗せて、ダルくなったガンがパキパキ動くようになる。

先端が注射針のようになっており、ピンポイントで落として筆で伸ばすように使用すると簡単です。
ただこの商品、成分が表記が全くない。ちょっと不安です。
売り文句から少し推察します。
注目点は「極圧性」という文言。同時にヒットするのが「極圧剤(EP剤)」
調べると以下の内容にあたります
極圧剤(EP剤)は耐荷重添加剤の1つで,摩耗防止剤と同様に,高荷重下あるいは低速度下の境界潤滑領域で油膜と金属表面の酸化保護被膜が破れた時に,金属表面と反応して別の被膜を形成し,摩擦面の直接の接触を妨げて金属面の融着を防止する。
極圧剤は金属表面との反応が摩耗防止剤よりも早く,より大きい荷重に耐えることができ,極圧潤滑状態における焼付きや,スカッフィングを防止する。
代表的な化合物は,
- 有機硫黄
- リン化合物
- 有機ハロゲン化合物
潤滑成分の一つで、高温、高圧下になると働く成分の総称。
高温、高圧の厳しい条件下にさらされると、その成分は分解し、金型やワーク表面に化学結合して表面を滑りやすくします。
正直、エアガンの差動摩擦で高温高圧になるとも思えないですけど、事実効果がある事を考えると結構な負荷がかかっているとも考えられますね
もしかしたら単純に粘度の問題だけなんじゃないか?て気もしてきましたww
継続して使用しながら経過観察してみようと思います。
結論
成分不明でも効果絶大!
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