【詳細レビュー】BATON Sand Viper CO2GBB – 性能・外観・操作感を素人レベルで解剖

ガンレビュー

こんにちは!今回もエアガンレビューをお届けします。数あるエアガンの中でも、特に映画や実銃の世界で話題となったモデルは、手に取るだけで気分が高揚しますよね。

記事を書いている今日(2025年4月18日)兄弟モデルの PIT VIPERが再販されました。
こちらも購入しましたのでそのうちレビューできればと思います。

、素人レベルで深掘りするのは、日本のCO2エアガン界をリードするメーカーの一つ、BATON airsoftが世に送り出した**「[BATON airsoft] BG-17 CO2GBB 【SAND VIPER】」**です!(レビュー時点:2025年4月18日)

この銃の名を聞いてピンとくる方も多いでしょう。そう、世界的大ヒットアクション映画『ジョン・ウィック:コンセクエンス』にて、キアヌ・リーブス演じる伝説の殺し屋が激しい戦いの中で使用した、TTI (Taran Tactical Innovations) 製カスタムガン「Pit Viper」のバリエーション、通称「Sand Viper」をモチーフとしています。実銃の世界でもトップシューターやカスタマイザーとして名高いタラン・バトラー氏率いるTTI。その最新鋭カスタムを、BATON airsoftがCO2ガスブローバックガンとしてモデルアップ。

「CO2ならではの強烈なリコイル」「低温環境でも安定した作動」「TTIカスタムの再現度」…これらのキーワードを軸に、Sand Viperを知識のない素人シューターの私が深堀ますw

ファーストインプレッションと外観ディテール

まず、その独特なカラーリングに目を奪われます。砂漠を思わせるマットなタンカラー(FDEに近い色合い)のフレーム、スライド。そして大型のマグウェル。さらに、スライドのポート(肉抜き)から覗く、ブラックのアウターバレル…。このカラーコントラストこそがSand Viperのアイデンティティであり、所有感を強く刺激します。ただ、一部が塗装ではなくステッカーとなっているのが残念なところです。私は塗装して失敗しましたwww そのうち直そうと思います

手に取ると、その重量感に驚かされます。実測で約1177.4g(CO2ボンベドットサイト込み)
シャーシなどに金属パーツが多用されている為でしょう。邪魔くさいレベルで重いです。


グリップ部は強化ポリマー製ですが、全体としての剛性感は非常に高く、構えた際の安定感に繋がっています。

【外観ディテールをさらに深掘り】

スライド&コンペンセイター: スライドトップとサイドに入れられた大胆なポート(肉抜き)は、軽量化とデザイン性を両立。独特な形状の大型コンペンセイターは、実銃ではマズルジャンプ抑制に貢献しますが、エアガンでは主にドレスアップ要素として、その迫力を増しています。素材は樹脂製で、強度に不安は残ります。また前述した通り一部ステッカーとなりそれが残念な点です。
また、肉抜き加工による強度についても心配になるところではあります。

アウターバレル: 兄弟モデルのピットバイパーと違いバレルの色は普通のブラックとなりますが、スライドのポートから見えるこの部分が、デザイン上の大きなアクセントになりボディー色と合わせるとブロンズではなくブラックなのが良い。いまのことろ擦れて塗装が剥がれたりは無いです。

フレーム(グリップ部): 強化ポリマー製で、TTIカスタムの特徴である独特なステッピング加工(滑り止め加工)が再現されています。このザラザラとした感触が、素手でもグローブ着用時でも、驚くほど手に吸い付くようなグリップ感を提供。ハイグリップを可能にするビーバーテイル形状も相まって、銃をしっかりと保持できます。フレーム先端にはピカティニー規格のアンダーレールが備わっており、ウェポンライトなどのアクセサリー装着に対応します。

ドットサイト直載せ(Trijikon RMR規格限定)
これは私がこのモデルを選択した大きな理由の一つでもあります。
ドットサイトを載せられるようにマウントプレートも入っているのですがRMR規格のサイトであればプレート無しでスライドに直接マウントする事が出来ます。
私はNOVEL ARMSのABSOLUTE PROを使用しています。

RMR規格限定)
これは私がこのモデルを選択した大きな理由の一つでもあります。
ドットサイトを載せられるようにマウントプレートも入っているのですがRMR規格のサイトであればプレート無しでスライドに直接マウントする事が出来ます。
私はNOVEL ARMSのABSOLUTE PROを使用しています。



実射性能

いよいよ実射。マガジンにCO2カートリッジを挿入し、BB弾をフルロードし、スライドを引く質感はアウターバレルが金属製の為、それっぽい音がして心地よいです

撃ってみると「強い」という表現では足りない、鋭利で、かつ重い衝撃が手首、いや腕全体を駆け巡ります!フロンガスGBBの「ドンッ」という衝撃とは明らかに異なり、CO2ならではの瞬間的な高圧ガス放出が生み出す、硬質でキレのあるブローバックです。この衝撃こと私がCO2ガンにはまった理由です。

控えめに言っても最高(*´ω`*)

注)私はデカいので銃が小さく見えます

【性能面の詳細分析】

初速と弾道: 弾速はCo2初期あたりのモデルと比べると控えめです。当然危険な数値になるようなギリギリ感もありません。どんな状況下でも安心して使用できます。可変ホップアップの調整により、0.2g~0.25g程度のBB弾で素直な弾道を描きます。適切なホップ調整を行えば、20m〜30m程度でのマンターゲットへのヒットも十分に狙える精度を持っていると感じます。弾速データを参考までに載せておきます。

リコイルの質: 前述の通り、非常にシャープでヘビー。連射すると、銃口の跳ね上がり(マズルジャンプ)もそれなりに感じられますが、それすらもリアルな射撃体験の一部として楽しめます。スライドの動きも高速で、キビキビとした作動が特徴です。

作動音: 発射音はかなり大きめ。「パンッ!」あるいは「カンッ!」といった、破裂音に近い甲高い音が響きます。これはフィールドやレンジでは爽快ですが、静粛性が求められる場面には向きません。

低温環境での安定性: これがCO2の最大の強み。外気温が10℃前後まで下がっても、フロンガスのように露骨に作動性が低下したり、生ガスを吹いたりすることが少ないです。冬場のゲームでもメインアームが電動ガン、サイドアームにこのSand Viper、という組み合わせは非常に実用的です。

燃費と連続作動: 12gのCO2カートリッジ(PUFF DINO)1本で、私の個体の場合116発前後の発射が可能。実質最後の方は使える弾速は出ませんが、100発前後までは問題無さそうです。極端な連射を行うと、さすがのCO2でもマガジンが冷えて一時的に作動が不安定になる「クールダウン」現象は起こりえますが、フロンガスに比べればはるかに回復は早いです。

メンテナンスと耐久性

CO2ガスガンは、フロンガスガンに比べて内部パーツにかかる圧力が高いです。そのため、より丁寧なメンテナンスが長持ちさせる秘訣となるようです。

定期的な注油: 作動部(スライドレール、ハンマー周りなど)へのシリコンオイル塗布はもちろん、CO2カートリッジのパッキン(マガジン底部)や放出バルブ周りのOリングにも、定期的にオイルを注して気密性を保ち、劣化を防ぐことが重要です。
ある程度使用した後にペーパーウェス等で内部を拭くとかなり汚い汚れが付きます。
これは内部の摩耗の結果と考えると恐ろしいですw
メンテナンスには以前紹介したイグナイトがオススメです↓


保管時の注意: CO2カートリッジを挿入したまま長期間放置すると、パッキン類に負荷がかかり劣化を早める原因になります。使用後はカートリッジを抜き、ガス圧がかかっていない状態で保管するのが理想です。ただ、私は刺しっぱなし保管してましたが、漏れにつながるような事はありませんでした。
安全面では外して保管の方が確実にお勧めです。

耐久性について: BATON airsoft製品は、CO2の高圧に耐えられるよう設計されていますが、それでも消耗部品(ノズル、パッキン類、場合によってはスライドストップノッチなど)は存在します。BATON airsoftは3ヶ月無償修理保証を付けていることが多いので初期不良は確実にチェックして、問題があれば必ず申告した方が良いです。
消耗からくるトラブルはいくつか報告されているようですが、2000発前後使用している私のモデルは今のところノントラブルです。

まとめ

BATON airsoft Sand Viper CO2GBBは、単なる映画のレプリカにとどまらない、確かな実射性能と魅力的なデザインを兼ね備えた一丁です。

【改めてメリット】

  • 実銃のような強烈でシャープなリコイルショック
  • 低温環境でも安定した作動性能
  • レースガン譲りの優れた操作性とエルゴノミクス
  • ハイキャパべースでありながらカスタムガン独自のデザイン性

【考慮すべき点】

  • CO2カートリッジのランニングコスト
  • フロンガスガン以上に重要となる定期メンテナンス
  • 大きめの作動音
  • ホルスターの選択肢がやや限定される可能性
  • 一部のステッカー表現
  • TTIロゴが注文しないと無い
  • 怪しい耐久性

この銃は、『ジョン・ウィック』ファン、TTIカスタムファンはもちろんのこと、とにかく強烈なリコイルを楽しみたいシューター、冬場でも頼りになるサイドアームを探しているサバイバルゲーマー、そして他とは違う個性的な一丁をコレクションに加えたいエアガン好き、そのすべてにおすすめできます。

最終結論

PIT VIPERよりは壊れなさそう!!

PIT VIPERはブリーチ、ハンマーまわりに色々難があり、SAND VIPERは対策されてます。
いつの日かそこらへんの比較もしてみようと思います。

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