私の愛してやまないBATON GLOCK
過去にも何度かネタにさせて頂いており、零細ブログでありながら好評頂いております。
過去記事も是非読んでみて下さい^^
何丁も購入するほどなんですが、唯一気に入らない点があります。
それが
この粒子感の強いスライドです。
いかにも「樹脂スライド」という感じになってます。
そこで今回はこれを少しでも改善できればと思い塗装していこうと思います。
目次
下地処理 ヤスリ
最初に下地処理をしていきます。
荒い番手(180番)～細かい番手(800番)で仕上げます。
あまり削りすぎると強度が心配なので、荒い番手で軽く面出しして、細かい番手で均すイメージです。
目的は塗装の食いつきを良くする為の傷付けと、材質のザラザラ感の軽減です。
実はかなり削ったのですが、全体的に表面の歪みが強く、面出しがかなり厳しいです。
特に赤丸で囲った部分のヒケ(凹み)が大きく処理に悩みます。
通常はパテで凹んでいる箇所を埋めて、面を平にするのですが刻印にかかる部分がある為今回は諦めます。
この時点で期待したレベルでの完成は絶望的なのですが、続けますｗ
下地処理 サフ吹き
サフは傷の確認や傷消し、塗装の密着度を上げる為に塗装するわけですが、今回はヤスリ目消しを考えてのサフ吹きをします。
最近はサフも色々なカラーがあるのですが、今回は傷が分かりやすいようにグレーサフにしました。
粒子感も薄れてヤスリ目も目立つほどではありません。
そしてサフを吹いた上で再度ヤスリをかけて均します。
平らな板に貼ったヤスリで均すんですが、やはりヤスリの当たり方にムラがでます。
これはスライド本体が平滑じゃない為です。
本来であれば前述のようにパテ等を使って凹部を潰して、凸部を削る。
この作業を繰り返して精度を上げていくのですが、今回は飾る用でなく、撃って遊ぶ為作動が激しい部品なのでトラブル回避の為そこまで詰めた作業はしません。
そのうち再度トライしたいと思います。
塗装
下地処理がある程度終わったという事で塗装に入ります。
今回チョイスした塗料は
■キャロムショット■ブラックスチール
値段が高い。缶スプレー塗料にしては脅威の2,000円超えです。
もとのザラザラ感もだいぶ薄れて良い感じになりました。
塗装時の注意点としては缶スプレーは吐出圧も高く、顔料濃いめなので少し離した処から少しずつ何回かに分けて重ねて吹くのがコツです。
対象物に向けて吹くと霧化する前の塗料の塊が付着して水玉模様みたいになってしまうので気を付けましょう。
これで完成でも良いのですが、この塗料は磨く事によって艶感の調整が出来るので磨いていきます。
コンパウンドを使わなくてもウェスのような物で拭くだけでも良いらしいのですが、今回はプラモの艶出し用のペースト状のコンパウンドを使用しました。
若干ですが艶が出てそれっぽくなりました
ただ、下地処理が甘かったようで、粒子感が多少出てきてしまいした。
艶を出すと下地の質感が強く影響する為です。
さらに
ヒケがあった箇所はやはりダメでした。
もっと下地処理に時間をかけないとダメですね。
これを反省にして今回はここまでにします。
完成
とりあえず完成としました。観賞用ではなく撃つ為のものですのあまり細かい所までは詰めませんでしたが、純正のスライドの質感を改善させるという目的は達成出来たかと思います。
比較写真も出しておきます
こうやって見ると艶を出すと粗が目立つので塗装のみでも良かったかもしれませんね。
まとめ
下地処理が大事！という一言につきるかも
塗る対象物の状態をなるべく正確に把握して塗装前にどこまで補正するかによって完成度が変わりそうです。
が、そこまでやる？って感じも少ししますねｗｗ
今回使用したしたキャロムの塗料は隠蔽力が強い塗料なので下地色の影響はうけずらいですが、塗料によっては下地の色に影響されて発色する場合もあるのでその点も注意です。
逆にカーキとか明るい色で塗装する場合は、そのまま発色させると安っぽくなるので元が黒以外の場合は黒い下地色を塗ってから塗るとワントーン落ちて良いと思います。
それと超高クオリティーで塗装しないとリセールの価値がなくなるので注意が必要です。
それでも！という方は是非試してみてください！
それと塗装を生業としておりますので、ご質問があれば真面目に応えますので是非コメント下さいね！
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